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zoom RSS 「フォーラムシアター」ワークショップに参加しました。

<<   作成日時 : 2008/02/21 23:09   >>

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昨日、今日と二日間、児演協主催の「フォーラムシアター」のワークショップに
参加しました。
平日の昼間、ということで、参加は劇団関係者がほとんどでしたが、
今日は元小学校の先生で、現在は大学で働いているという方も参加されていました。

さて、フォーラムシアターとは−
1960年代に南アメリカの演劇教育者AugustoBoalによって発案されたもの。
原点は南アメリカで弾圧を受けていた貧しい人々にあり、「弾圧シアター」とも呼ばれています。

炭鉱の人々を描いた作品を、実際炭鉱で上演したところ、
炭鉱夫からブーイングが出たそうです。
「舞台の上の役者たちは立っているが、オレ達は這いずり回って働いているぞ」
で、その通り動いて芝居を続行したところ、またブーイング。
「オレ達はそんなにきれいな言葉を使わない」
で、その文句を言った人に実際舞台にあがってもらい、芝居をしてもらううち
どんどんみんなが上がってきたそうです。
そのうち、彼らが芝居を持ってまわったというおもしろ(?)エピソード。

一般的なフォーラムシアターは、
役者が職場や学校などで起きる問題場面を参加型劇に仕立て、
インストラクターは、問題になるいろいろな原因を観客から引き出し、
観客は問題解決のための案を出します。
その案を取り入れて、役者はその劇をまた演じる。
というようなことをします。
役者ではなく、参加者がグループになって、テーマを見つけ
お芝居を作っていくやり方もあり、今回はそのパターンに取り組みました。

昨日、今日の講師はデンマークから招いた講師、ヤン・アナセンさん。
デンマークでは、このフォーラムシアターを教育現場つまり子どもたち対象で
実践しており、それがとても有効だということ。

まず、演劇自体がとても楽しいものなので、子どもたちは楽しみながら取り組める、
そして、テーマが自分達の問題に関連しているという意識なしに取り組めるからです。

今日、私たちはまず5〜6名ずつのグループにわかれ、
どんな問題を持っているか、話し合いました。
次に、それを2〜3分ほどの芝居にします。

その場合、共通のルールは
1.楽しい場面から始める
2.問題がエスカレートしていく
3.問題がピークに達したらプレイを止める

時間を決めて、出来たお芝居を他のグループの前で演じます。
他のグループの人達は、観客としてそれを見ます。

演じられる時の注意は、
演者、観客それぞれに了解をとることです。
その場に安心して参加できる状況をつくってあげること。

ジョーカーというリーダーが、その中から1〜2つの芝居を選び、
選ばれた芝居が再度プレイされます。

観客は、「いさかいを起こしている要因となっている人」が行動を起こした
そのポイントを見つけ、その時に芝居をストップさせます。
「どうすれば解決の方向に向かうか」提案します。
今日は、提案した人が前に出ている人と役を替わり、
自分が思った案を実際に演じてみました。

(また不慣れな私たちに、ジョーカー自身が「どうすればいいか」聞いていました。)

それを繰り返すうち、シーンが変化してきます。

今日演じられたシーン
学校の授業中に、一人の子が、別の子に体をつつかれたり、どつかれたりする。
他の子も一緒になってその子をいじめる。先生は気がつかない。

一緒になっていじめていた子をチェンジ
「やめたり」といじめた子に言う

いじめられている子をチェンジ
先生にいじめられていることを告げる

先生をチェンジ
こんなことでは授業ができない。授業を続けるか、問題を解決するか問う

最初の設定からすると、随分雰囲気が変わり、
いじめていた子も積極的に手がでなくなりました。
ただ、根本的な原因まで到達することはできませんでした。
(要因となっている人のチェンジはありません。要因をいきなり取り除いては
根本的な解決にならないからでしょう。)

「どうして、そのようなことをするのか?」
といじめた子に聞くことで解決に近づいたかもしれない、とのことでした。

でも、間違えてはいけないのは、
調停人(ジョーカー)は、どちらが正しいと決めるのではないそうです。
あくまでも観客に問う。

話し合って、「みんなが納得する解決の方法を見つける」ということかなあ。

終わってから、ヤンさんから「日本でこの方法はやれそうですか?」
という問いかけがありました。
参加者は、う〜ん、と考え込みましたが、
「できると思います」という声が挙がりました。

「日本の子どもは意見を言うことができるだろうか?」
という声も参加者から出ました。

ヤンさんは、
「デンマークと日本の文化の違いは感じています。でも、子どもは必ず意見を持っています。」
と言われました。

「子どものうちにやることが大切」なのだとも。
子どもが変われば、社会は変わるのだ、と。

全児演の運営委員長の松本さん(今回のコーディネーター)から
「フォーラムシアター」を続けて学んでいくことが“提案”されました。
学校の先生が参加してくれるといいなあ、と思います。
もちろん私も続けて学んでいきたいと思います。

また、参加者の感想が聞けたらと思います。
私の言葉が足りないところのフォローもしてください。
掲示板やメール、ブログへのコメントなどを利用して意見を下さい。
よろしくお願いします。












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「フォーラムシアター」WS
昨年は、毎週日曜は、京都で仕事でしたが、昨年末からは、毎週神戸へ。 16日は、仕事後「鎌倉パスタ」へ(神戸なのに・・・) お金もないのに、セットを頼む。でも、パスタはもちろん、パンがおいしくてめっちゃ満足。 ...続きを見る
つづみの演劇人(?)的猫生活
2008/02/21 23:12

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
私も東京で同じWSに参加しました!
演劇という手法を使っていろいろな可能性を追求できるフォーラムシアターにとても興味が深まりました。
日本では演劇ギルドの方たちや最近ではアシビナ青芸の西田さんたちが取り組んでいますが(参加してみたけどなかなか面白かった)まだまだ知られていないし、日本でのやり方もこれから研究されるべき物だと思います。引き続き学ぶ機会を望みますね。
ただじゅん
2008/04/16 14:37

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